税務調査の季節です。
実は、この季節は税務調査が多い季節なのです。
年間を通じて、一番税務調査が多い季節は秋です。
その次に、この時期が多いのではないでしょうか?
なぜ、秋が一番税務調査が多いのかといいますと、税務署の人事異動の時期に関連しています。
税務署の人事異動は7月なのです。
従って、人事異動後、秋に税務調査が多いのです。
この時期の税務調査は、税務署の人間が税務調査を行う数にノルマがあって、期限?(秋の人事異動前、従って6月まで)までにこなさなければならない調査の数があって、悪い言い方をすれば消化試合的な調査が多いのです。
消化試合とはいえ、手を抜いてくれることはあまりありませんので、それなりの準備は必要です。
蛭田昭史税理士事務所(現 税理士法人経営支援)では、ここ2ヶ月で数社、税務調査があり、立ち会ってきました。
私個人の感想かもしれませんが、最近の傾向としては厳しく細かい内容を見られない傾向があると感じています。
(まあ、キッチリ対策はしておりますから、細かく見られても構わないのですが。)
今回、税務調査が入った会社さんは、みな業績が良い会社さんです。
(おかげさまで当社の顧問先様は業績の良い会社さんが多いのです。)
なかでも結構、細かく見られた箇所は、期末あたりの部分が多かったです。
いわゆる見越し繰り延べの部分ですね。
締め後の売上の計上はなされているか、締め後の経費はどのように処理しているか。などです。
この部分がキッチリされていると、全体もキッチリやっているであろうという事で、税務調査の時間が短縮になったりします。
我々も、この部分は、対税務調査対策で、キッチリ手続きしておりますので、質問される前に回答したりします。
そうなると、税務調査官としても穏やかに、(時によっては、物足りなさそうに)普通の会話で終わったりします。
キッチリやるべきポイントをキチンとなされていれば、交際費の細かいところなどは、問題になりません。
交際費が少し心配なだぁ、という会社さんも問題なしでした。
税務調査といっても、隅から隅まで、見られる訳ではありません。
よほどのことがない限り、キチンとしていれば、怖がることはありません。
ただ、調査に立ち会っている時間が勿体ないですが。。。
2007年4月23日