金利上昇時期の住宅ローンの設計のツボ!?
これをご覧いただいている方の多くも、住宅ローンを組まれている、もしくは過去に組まれたことのある方が多いのではないでしょうか。
かくいう私もお世話になっております。
銀行も貸倒れリスクの高い企業融資よりも、個人向け住宅ローンに力を入れることによって安定した基礎収益を確保し、またそこを入り口としてリテールサポートをするべく囲い込みに一生懸命なのか、実に様々な商品が発表されています。
最近ではガンと診断されたら団体信用生命保険が適用される特約付のものが大分普及してきており、なかには東京三菱のようにガン以外の成人病についても範囲を広げたものもあります。
しかし当然タダでというわけにはいきません。その分、団信保険料は高めになっています。
他に特色あるところでは、新生銀行のようにその団信保険料が銀行負担であるだけではなく、保証料も無料、しかも繰上返済手数料も無料というところも出てきました。
不動産屋さんの提示してくれる大手都銀の提携ローン優遇金利は、たしかに安いです。
中には35年の最長ローンでも2%台!という大バーゲン金利のものもあります。
しかし上述した保証料や団信保険料、また繰上返済の計画等様々な角度からどれが一番良いのか検討するべきでしょう。
しかも、その「どれがよい」もこの先金利がどの様に上昇していくのかによってまた違ってきますから非常に難しいです。
あ、そういえば頻繁に繰上返済をされる方ならその分を預金に預け入れることによって繰上返済したかのように利息を少なくしてくれる東京スター銀行の商品もありました。
経営者のようにいつ急なお金がいるか分からない人にはこれも魅力的ですね。
私も迷ってしまいます(笑)
中小企業診断士 川口貴之
2006年9月21日