プロフェッショナル 人の育て方
11日放送のNHK「プロフェッショナル」という番組(キャスター茂木健一郎氏)
心臓内科医の延吉正清医師の特集でした。
延吉医師の経歴は、
「独自にアメリカで心臓カテーテル治療を学ぶ。
最初は心臓カテーテル治療は、異端だと非難浴びる。
しかし、結果を出し続け、現在は第一人者となっている。」
治療の山場は、詰まった血管をワイヤーで貫く瞬間だという延吉医師。
血管は、直径3ミリ程度。操作を誤れば、血管を突き破る恐れがある。頼りは指先のわずかな感覚。
しかし延吉は、自分の力を信じきり、詰まった血管を、力強くワイヤーで貫く。
これまで4万5千の治療を指揮してきたその圧倒的な経験が、延吉の手に力を与えている。
現在は、学閥に関係なく若い医師を育てることが最後の義務だと、後進の指導に励まれており、現在若い医師18人を育成中。
若い医師を育てる上で、氏曰く
「手取り足取りは教えない」
「私の技術を間近で見て、真剣に自分のモノにしてやろうという気持ちが重要」
「手取り足取りやっても、本当に身につかないから」
「本人の意志、気持ちが重要」
という言葉が、心に残りました。
人の育て方は、医師も同様ですね。
マニュアル化だけではダメで、愛をもって、見守ることが重要ですね。
2008年3月13日