問題点の把握(棚卸の必要性)
棚卸・・・かったるいですよね!?(笑)
いきなりこんなことを書くと怒られてしまうかもしれませんが、ではなぜ棚卸をしなければならないのでしょう?
「正確な利益を算出するため」
「適正な発注量を把握するため」
「盗難・汚損等を防止するため」
等々、その理由は挙げたらキリがありません。
しかし、あえて総括して一言でいうならば「問題点を把握するため」ではないでしょうか?
例えば単純に売上げた金額から仕入れた金額を引けば利益は分かるわけですが、当然仕入れたけどまだ販売していない、、、こうして改めて書いてみても、どれもこれも当たり前のことなのですが、実は決算を組むために止むを得なく棚卸をしている会社さんが、中小企業では多いのです。
我々がご相談いただいたくと、まず最初に行う作業は「問題点の把握」です。
その把握した問題点を一つ一つ解決していくことが改善へとつながっていく訳ですが、肝心の問題点が正確に把握できないことには適正な対処も行えません。
棚卸資産は高いお金と交換したもの、極端な言い方をすれば姿を変えたお金そのものです。
お金を勘定するのが嫌いな方は殆どいないと思います。
いかがでしょう、棚卸もお金を勘定するのだと思って年に一度ではなくてぜひ毎月、毎週と実施するようにしてください。
中小企業診断士 川口貴之
2007年1月18日