クレジットカードによる集客、顧客の囲い込み
最近はどこのお店でも信販会社と提携してカードを推進していることが多いため、普及率も非常に高くなって来ている様です。
ちなみに日本で初めてクレジットカード会社ができたのが昭和35年ですから、スタートからもう45年以上経っていることになります。
いまや一人当たり2枚、3枚持つのは当たり前、年間取扱高は18兆円を超える規模となり今後はインターネットショッピング等での決済増の関係もあり、ますます増加していくことになると思われます。
私自身も
○ガソリン給油用 → ガソリン代が安くなる
○日頃の経費用 → マイルを貯める
○住宅ローン等引落口座提携カード → 万が一残高不足であっても自動キャッシング
といった使い方をしており、かなり恩恵を受けております。
また、近頃はICチップ入りのカードも急激に普及率を高めており、こちらは取扱端末が全国で30万台を突破したそうです。
このICチップ、従来のサインとは違い暗証番号にて決済確認をするので、不正使用に対するセキュリティが高いことがメリットとして挙げられますが、カード使用者の利用性向がより把握しやすくもなることから、企業側にとっては囲い込みがしやすくなるメリットもあるようです。
今後は媒体がカードではなく携帯電話に取り込まれていく可能性も高いですし、その利用履歴を携帯の画面で確認できる様になる日も近いかもしれません。
お店としては売掛扱になってしまい、更に手数料も発生するためにあまり利用していただきたくないという面もあるかもしれませんが、顧客の利便性を考えた時には取り扱わない訳にはいかなくなってきていると思います。
集客・囲い込みに役立つような取り組みを検討してみては如何でしょうか。
中小企業診断士 川口貴之
2007年2月20日