無借金経営を目指せ!!
私が購読している日経ベンチャーの3月号の特集で「長寿企業への道 目指せ!無借金経営」という特集が組まれていました。
事業が成長する際は、先行する資金が必要になる。
その場合、資金を外部から調達する必要が出てくる。
借入金が、テコの効果を発揮(レバレッジ効果)すれば、それは良い借入金と言われています。
利率以上の利回りで、事業利益が出れば、一応“結果オーライ”という訳です。
しかし、借入金に頼りすぎるのもいかがなものでしょうか?
“結果オーライ”にならなかったら?
そこには、当然リスクがあります。
その日経ベンチャーのコラムで、「上限金利が引き下げられると、中小企業への貸し渋りが再燃!?」という記事がありました。
少し、紹介します。
「上限金利見直しの貸金業法が成立すると、上限金利が15%になります。
現在の金利上昇が続き、バブルの頃のように利率が上がった場合に、貸し渋りが起こるといくのです。
銀行としてもハイリスク中小企業への貸付に対しては、利率を高く設定せざるをえません。
しかし、上限が15%と決まっている場合は、上積み利率を設定できなくなってしまい、この結果中小企業向けの融資そのものが困難になる可能性が出てくる。」というもでした。
借入に頼るのは、止めましょう!といっても、起業する場合やビジネスチャンスには、上述したように借入のレバレッジ効果が期待できる限りは悪とは言えないと思います。
では、継続中の起業にとって、資金を如何に効率良くプールできるか!?がポイントになってくると思います。
資金のプールとは、中小企業の場合は、
1)自社内での資金のプール
2)社長個人での資金のプール
があります。
日本国に税金がなければ、事業の効率性と入出金のタイミングに留意するのみでしょうが、利益や給与には税金がかかり、一定の資金が社外流出してしまいます。
この社外流出を効率よく、如何に少なくするかが資金をプールするポイントになってきます。
会社での実効税率(利益に対して係ってくる法人税、事業税、法人住民税)と個人の実効税率(個人の収入に対して係ってくる所得税、住民税、社会保険)を比較検討し、最適な資金繰りを目指しましょう!!
2007年2月28日