事業計画をつくるときのよくある風景
■事業計画を立てるポイント
~事業計画を立てるときのよくある風景~
「来期の売上目標はいくらですか?」
「経費はどのくらいかかりますか?」
などの質問から、ササッと数字を積み上げて作ってしまう・・・。
こんな、足し算と引き算で作ってしまって大丈夫ですか?
未来のことでも、決まっていることがあります。
○借入があったら、返済額は決まっています。
○利益が出たら、税金がかかります。
○税金は利益から支払わなくてはなりません。
(または、お金を借りて支払うしかありません。結果、将来の利益から返済するので同じですね。)
○税金を支払うとお金は出ていってしまいます。
これらは、あらかじめ決まっています。
借入金の返済が年間500万円あるなら、500万円以上の利益
(正確に言うと、減価償却を含まないで計算した利益)がなければ、資金繰りは回りません。
■借入の返済は経費にはならないので、利益がでます。
では、500万円の利益で充分かというと、そうではありません。
その利益には税金がかかるからです。
その税金分も積み上げた利益が必要だということになります。
なんか、ループのような仕組みです!
このループのような仕組みをキチンと組み込んで計画を立てないと、
意味のない計画になってしまいます。
私が事業計画の作成のお手伝いをする際は、ある事業計画を作成するソフトを使用します。
このループの部分は、専門ソフトで作成した方が漏れがないですから。
(コンピューターの得意とする部分ですから)
ご自分で事業計画を作成する場合や、エクセルなどで作成する場合は、
このループになる部分を気をつけて作成くださいね。
金融機関に意気揚々と提出しても、すぐに穴を見抜かれてしまいます。
この部分を考慮して、事業計画をたてましょう!
2012年7月10日