業務の効率化を考える
人材不足ですね。
業務がパンパンになると、現場からは人員を補充してくださいという声があがります。
しかし、募集してもなかなか求人は来ない現状です。
そこで、業務を見直してみましょう!
今回のテーマは、「通常業務を手入れする」です。
「手入れ」という言葉は、もともと植木屋さんの用語で、植え込みの中に手を入れて、枯れ葉や小枝、ゴミなどを取り除いて綺麗にする作業のことを言います。
植え込みの中に手を入れると、枝やトゲで手は傷だらけになり、当然、痛みが伴います。
だからといって手を抜いて、この作業をやらないと、やがて植え込みがどんどん汚くなり、植木にも悪い影響を与えてしまいます。日常の業務においても、「手入れ」が必要なところがないか、一度見直してみましょう。
「伸びる会社はこれをやらない」(安藤広大著)では下記のような記載があります。
「時間を短縮する」ことに高い意識をもって仕事に取り組んでいる人は本当に少ない。仕事が忙しくて手が回らない場合は「人を増やす」「アウトソーシングする」「仕事を減らす(断る)」という案が出てくるが、不思議と「時間を短縮する」「効率化する」という答えが返ってくる事は少ない。それほど、仕事の効率化に対して働く人々の意識は薄い。
植え込みのように、一見、外から気づきにくいところほど、放って置きがちになります。
見直す場合は、目的とその効果を明確にして、ゼロベースでやり方を見直すことも必要でしょう。
「従来の仕事の進め方に拘りすぎていないか」
「無駄が多く時間がかかりすぎている業務はないか」
「業務に携わる人員を減らしても同じ効果が得られないか」
「思い切って新しい方法(電子化、機械化)に変えることはできないか」など。
慣れ親しんだ作業の手順や方法を変えることは、痛みを伴います。
でも、思い切って手を入れなければ、改善はできません。
全社一丸となって「手入れ」をしてみませんか。
2019年10月18日